今シーズンも10月29.30日の記録会を持って終了しました。

クラブ生の成長を感じながら、様々な思いが込み上げます。大会の結果が全てではありませんが、

競技をする以上勝敗があり、強弱が分かります。

一生懸命トレーニングをしても大会で自分の力が発揮出来ない選手、決意表明はするものの宣言で終わってしまう選手、

その反面、重ねた努力と目標に向かってきっちり調整し、日頃の取り組みに成功して大会毎に強くなっていく選手。

同じトレーニングをしても個人差が出てしまうのも常です。

最近、童話の「うさぎとかめ」の物語をクラブ生に話します。

同じスタート地点に立つ「うさぎとかめ」。動きが俊敏でジャンプを得意とするうさぎ、一方かめは手足を動かし、

歩く事しか出来ません。運動機能の違い、歩行スピードに勝負はあったかの様に思いますが、

大きな勘違い、相手を侮る、まさかの落とし穴が勝敗を決めました。

「あきらめない心」と「努力は想定外の力を身に付け、結果を押し上げる」要因です。

子供のころ読んだ絵本の感覚と今の感覚は変化し、全てが積み重ねで出来ている事、自分がコツコツ積み上げて

来た事が今の自分を作って来たと感じられるようになりました。

童話やことわざは人生をより良くしてくれる指標です。

先週から冬季トレーニングが開始され、長丁場のトンネルの入り口に入りました。

先を照らす明かりは、自分の目標、強くなると言う信念、一緒に頑張る仲間の存在です。

今の自分の力を過信せず、満足せず、来年トンネルの出口にさしかかった頃、かめ🐢の様に「ぼく、がんばったよ」

と言える行動と言葉で自分を承認出来る様に取り組んでいきましょう。