いよいよ今年も残りわずかとなりました。

12月はクリスマスに年末年始。

世の中はクリスマスカラーにあふれ、至るところにクリスマスツリーが飾ってあります。

買い物に訪れる店の音楽はクリスマスソング、高揚感を上げる演出です。

年齢を重ねるとクリスマスにさほどワクワクもしなくなり、ケーキは太るだの、チキンは胸やけを覚えるだの・・なんて

夢のない発言ばかり。でも街が華やぎその日を待ち遠しく過ごす時間や、季節で飾るツリーやリースには目を奪われます。

 

クリスマスと言えば○○を食べる、○○を楽しむなど連想をしますが、少し前こんな失敗をしました。

シチューといえば、皆さんは何を連想しますか?具材・季節・ルーの銘柄・好き嫌いなどたくさんの連想が出来ます。

失敗をした日の早朝、冷蔵庫の野菜室から「何も考えず」ピーマン・小松菜・なす・人参・玉ねぎ・お肉などなどを出しました。

残り物野菜です。ある程度の大きさにカットし鍋へ。そうそう! 久しくシチューを作っていないし、シチューのルーもあるから

シチューにしましょう。どんどんおかしな方向に進みますが、何も疑問に思わない自分。

なす・小松菜・ピーマンは主張が強すぎます。個々に調理をしたりお肉や別材料と組み合わせたらおいしいおかずなのですが、

なんて事でしょう。出来上がったシチューを食べて ? ? ? ん ? になるのは当たり前です。

なすは立派に存在感を示し、小松菜は青々と風味を漂わせ、ピーマンに限ってはシチューに溶け込もうともせず、独特の苦みを

演出しています。シチューのルーだって困ったと思います。みんなルーを無視して存在感のアピール合戦。

なんだこれのシチューに自分でも驚きながら、「何も考えず」料理した自分の思考と行動に唖然としました。

疑問がない、変だと思わない、どこからくるか分からない自分のおかしな思考。

全て意思・意志ある事が良いわけではありませんが、行動をするならば考える・工夫する・効率を上げるには、などを

思考に組み込む必要があります。自分の作った料理から学んだ事は、

「ただの行動は失敗の誘発。失敗から学ぶ事で意味ある行動をとる」でした。

このなんだこれシチュー話をクラブのお母さんたちに聞いて頂き、もちろん大爆笑とコーチ大丈夫ですか?と私の料理に・・・

思われた方もいらっしゃると思いますが、

何よりこの話を聞いていたであろうクラブ生に「コーチの料理は・・・なんですよね。想像ですが。」と言われ笑って

しまいました。

今年の年末は気合を入れて、伊達巻、なます、栗きんとん、煮豆を作り、なんだこれシチューから脱却します。