年度末になると様々な事に思いを馳せます。

新学期と同時にクラブも始動致しますので、一年間の流れは喜怒哀楽のように移り変わります。

今年体操教室を退会するであろう小学六年生が、見事な転回を習得しました。小学校の器具をお借りし、セフティマットではなく、年季の入った薄いマットを幾重にして練習をして来ました。

「お見事!」と言うぐらいのレベルの高い転回です。

なかなか技術が上がらないままのレッスン受講の姿勢に、「やる気」の問題を指摘しました。

ここ二週間で体操の動き、行動、顔の表情、取り組む姿勢に変化が見えました。結果は先に述べた習得です。

「気」や「意識」は行動・言葉・取り組む姿勢を変化させます。

「慣れ」や「おごり」や「過信」や「勘違い」は負の法則です。

当たり前が当たり前に出来ない状況下で、特別な事や勝つ事など到底不可能です。

朱に交われば赤くなる、良い気が流れない、意識レベルが低い、取り組む姿勢がテキトウな環境では、レベルアップなど出来るはずがありません。

良いものが悪いものに移行します。

今ある環境が無くなった時、当たり前と思っていた事が無くなった時、では遅いはずです。

感謝やありがとうを面倒な作業にしない事。

重ねれば重ねる程、厚みや品が増します。

新年度に向けて、今しっかり見つめ直し、考える時期にあるように感じます。