日中の温かさに、ノリでこたつをしまいました。えい!とこたつの足を外し撤去です。

こたつがあるといつまでもぐたぐたする自分がいます。この冬、手帳に幾度となく自分でダメ出しをし、グータラしない自分でいる。

と書き、言い聞かせて来たでしょう。自分を変えられるのは自分だけ。環境を変えないと変わらない自分がいるのならば、

好きな物、楽な物から足を洗う。こたつがなくなり、広くなった部屋と生活パターンを変えた自分に少々満足しています。

昨日の事、女子クラブ生三人の暗ーい表情。300×5本×2セット。メニューを言った途端、この世の終わりか、もう息絶えるぐらい、

この世の不幸を全部背負って歩いているぐらいの足取りの重さ。コーチはまたか・・・の形相。

いつもお世話になっている水練さんとのコラボトレーニングです。

キツく辛くもう心が折れそうになるのは十分わかっています。コーチも経験済みです。

しかし走る前からなぜ心を自分で折ってしまうのでしょう。この冬季しっかり走り込み、体に相当の負担をかけ、たくさんのトレーニングを

心で乗り切ってきたはずなのに、三人を取り巻く場所だけは、真っ黒、真っ暗、暗雲状態。声も出しません。多分声を出す気力すら、300×5本×2に

吸い取られてしまったようです。勿論、その場の雰囲気はお通夜会場の様です。

男子クラブ生はその雰囲気を察し、一生懸命声を出してくれていました。素晴らしい連携です。

言葉を飲み込んでいたコーチも思わず一喝。

レースでは勝ちたいと言う、でもトレーニングでキツイ事はしたくない。勝てるわけがない。レースで勝ちたいなどと言わない方がいいんだ。

理論上はクラブ生も分かっているのです。でも人間、キツイ事はやっぱりキツイんです。

そのキツイ事に立ち向かえる様になるには、生活習慣や勉強、友達との関係、日頃からの取り組み次第だと思います。

キツイ・嫌な事→避けて通る、やらない、後回し、面倒、誰かに変わってもらう、見ない振り。

でもこれは自分が避けた分、ツケが大きくなって自分にまたふりかかってきます。必ず影の様に自分の後を追いかけて来ます。

キツイ事、嫌な事に率先して日頃から取り組む事が、見えない力となって自分を励ます栄養となり、

キツく嫌な事が当たり前に行動出来るようになった時、逃げなくても良い自分に出会えます。

結果、昨日のキツく辛いトレーニングを三人は難なく熟しました。

自分の力をもっと承認してください。みんなはすごいクラブ生なのですよ。

私も見習い、こたつが無くても・・・。苦手な物、自分が楽して来た物と対峙し、それを土台にして向上していく。

誰かのトレーニングで自分のレースは成り立たない、誰かの努力で自分の人生成り立たないのです。

桜のつぼみも大きくなってきました。夜、犬の散歩中、枝の切端が桜に見えて、咲いた~と1人で歓声を上げていたら、通行人に変な目で

見られました。まだいわきの開花は先ですが、春の風物詩が待ち遠しい毎日です。

午後も元気に楽しくお過ごし下さい。