日に日に寒さが増している様に感じます。あちこちで雪が降ったとニュースになっていました。

出身地の米沢も雪が降ったようです。これからは雪・寒さ・暖房費の節約との戦いです。

今年の漢字は「戦」まだまだ色々な場面で戦が継続しそうです。

手のガサガサも、あらゆるしわもこの乾燥時期には太刀打ちなど出来ず、顔に付けようとした化粧水や乳液、美容液が

手に浸み込んで行くように感じるのは、私だけでしょうか。

全てに「張り」は大切ですね。

 

陸上クラブのクラブ生はトレーニング反省ノートを提出してくれています。中には毎日、中には全く書かない、

中には1か月に数度、中にはたんとご無沙汰のクラブ生もいますが、無理強いはしません。しかしノートを書くようには

促します。

毎日提出をしていれるクラブ生は、競技力も身につきますが、文章力が素晴らしく向上しています。そして大切な所で

失敗がほとんどありません。

結果、受験対策にもなり、言葉を探したり、言葉を知ったり、人に伝える技術が身につきます。

書く事は自分の心を整理する事が出来たり、書く事で目的や目標設定が出来る様になります。

「毎日書く事」が継続力に繋がり、その継続力が生活・勉強・トレーニング全てに繋がっています。

そんな中で、不安要素を書き出したり、課題を自分で発見したり、自己評価をしたり、悩みを記載してくれています。

クラブ生の反省ノートと向き合う時間は1人10分程度ですが、この時間だけは1on1です。

こんな風に感じているんだ、トレーニング中とノート中ではこんなに違いがあるんだと感じたり、漢字の間違いに和んだり、

字の美しさに驚いたり、その逆だったり、と様々です。

反省ノートにこんな質問がありました。「なぜコーチの声は遠くまで届くのですか?」

このクラブ生にしたら、トレーニング中「声を出して良い気を長そう、元気に」と言われる度に声について考えていたのかも

しれません。私は人より声が出る、クラブ生に届くように声を出す事を意識しています。指示が通らないのはクラブ生に

迷惑が掛かるからです。ただ声が大きい!と言う欠点もありますが、

声が小さいクラブ生にてみたら、現在まで声を出す習慣がなかった、挨拶さえしてこなかった、誰かの後ろに隠れて自分を前に

出さなかった、コロナ禍で声を出す事をやめていた、等の理由があるかもしれません。

生きて来た時代が違うにせよ、変わらない良き習慣を身に付ける事で声は出る様になります。

朝起きたら、元気におはようの挨拶・いただきます・ごちそうさまでしたの挨拶・手を借りたらありがとうの挨拶、

名前を呼ばれたら、はいの元気な返事。

両親に52年前から言われ続けた挨拶の習慣、高校陸上競技部の部則の習慣が今の自分の声を作り上げてくれました。

恥ずかしいの気持ちが強い思春期に、出来なかった事への頑張りが出来た瞬間、恥ずかしい事がカッコよく見える事に

変化するかもしれません。人の評価とは自分では分からないものですから。

なせば成るです。

今日も1日、寒さに負けず、雨にも負けず、笑顔で頑張りましょう。