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10.192023
直向さ<カッコ良さ。気付きと覚悟は最大の武器
週末の大雨以来、温かなお天気が続いて洗濯物も乾き、布団から抜け出す朝も過ごしやすい毎日です。
太陽は生活を潤しますが、雨も大切な水源です。
どちらも生活には欠かせないものですが、温かい陽気は心も穏やかになります。
今シーズンも残す所、一つの大会を残すのみになりました。
当クラブ生の全体の結果はまずますでしょうか。陸上競技は数字によって明確に表現されますから客観的に判断できます。
大会毎に一喜一憂するつもりはありませんが、やはり好タイム、好順位、落ち着きがあり、トレーニング時の走り、それ以上の走りが大会で
出来た時は感無量になります。
クラブ生の中に、直向さよりカッコ良さ重視の行動をしているような姿を見かける事があります。勿論、思春期真っ只中の年齢ですから、
「かっこいい、カッコを付ける」事を脳の働きで行ってしまうのも分かります。
しかし、それを繰り返して行くと思わぬところで失敗をしたり、突然の負けに襲われる事があります。そして負けの連鎖は続きます。
負けた場合、やってしまいがちなのは、「○○のせい、特に体調・怪我・気象条件」のせいににします。
決して自分のトレーニング不足だった原因にはしません。
毎日のトレーニングではキツく辛いメニューから逃げる。でも大会では勝ちたいと言い、負ければ泣く。
真摯に向き合い、歯を食いしばって継続する事をしない、自分が取り組むと決めた陸上競技に覚悟を持たない。
勝ちは人の分だけ存在します。勝ちの価値も人の分だけ存在します。
キツく辛いトレーニングのゴールで倒れ込むクラブ生を昨日見ていました。
「なんてかっこいいんだろう」「自分の限界まで直向に取り組む」このクラブ生は先日の県大会のレースで「完敗でした」と負けを認め、
先週のレースではしっかり返り咲きました。負けから知る意識、自分を変えようとする言動、どんなメニューも全力で取り組む様に
なりました。
フルマラソンを三時間切ってくる成人ランナーに食らいつき、最後までスピードを落とさず走り切りました。
これが自信になり力になる。自信はスーパーやネットで購入不可、自分のトレーニングで培っていくしかありません。
このクラブ生と反対に少々の痛み、キツさに負けてメニューから逃げる事を良しとするならばそれでもいいでしょう。
ただし、大会前の挨拶で勝ちに行きます、○○大会を目指しますなどと言わない事です。
一生懸命取り組んで結果が出ないならば悔し涙を流してもいい。そこからまた次の行動が見えてくるからです。
かっこいいパフォーマンスの為のだけのトレーニングにいつ気付くのかは本人次第です。待つしかないのかもしれません。
カッコいいの定義を幅広く理解してほしいと思います。
目標を達成出来た幸福感を味わってほしい。陸上競技を越えたその先の人生の為に今、たくさんの事を経験して力にしてほしい。
どんな人も確実に年齢を重ね、いつか今取り組んでいる陸上競技を懐かしく思い出す事があります。
あの時良くやった、あの時の頑張りが! 反対にあの時こうしておけば良かった、、、にならない様に、有限の時間の中で
成長を見守りたいと思います。
気付きと覚悟は最大の武器。いつかこの言葉を理解してほしいと願います。
今日もお読み頂きありがとうございました。
体調にお気を付けてお過ごし下さい。
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