窓から見る景色や木々も四季と共に変化し、桜が満開だった木が葉を落とし始めました。

四季の移り変わりや四季折々の景色の美しさ、情緒あふれる物に見向きもしなかった若かりし頃。

年齢を重ねる毎に物寂しさを覚えたり、自然の美しさを知ったり、時間経過の早さをまじまじと実感する事が

多くなりました。

実年齢が高くなってくると、思考の変化や嗜好品が変わったり、興味がなかった物に興味を持つようになりました。

「命」についてあまり深く考えた事はありませんでしたが、最近定命・寿命や生かされている事ついて考える様になり、

本を読んだり、そう言った言葉やSNSを良く目にするようになりました。

自分が意識をしているからこそ、その物が目に留まるのだと思いますが、寂しく物を考えずポジティブに生きるを

考えようと、瀬戸内寂聴さんの本を購入し読み進めています。

お金で購入出来る物、お金では購入出来ない物と両極に分類した時、お金で購入出来ない物の価値は

非常に高く手放せない物(者)の集団です。「命、健康、家族、友人、時間、」

お金で購入出来る物、どんなに気に入った洋服でもアイテムでも必ず壊れたり、破けたり、消耗します。

しかし修理が可能です。

生かされているから好きな事が出来る、健康であるから好きな事が出来る、家族・友人・仲間がいてくれるから

楽しい。一緒に過ごせる大切な人がいるから、一生物の命と健康を守る。

一度破けてしまった命は元には戻りません。修理も出来ません。

 

物を購した後「一生大切にする」と言うフレーズを聞いた事、言った事があります。

物を大切にする事はとても大事です。

しかし命に勝るのはありません。一生、定命・寿命の限り大切にしましょう。

 

同じ曜日、同じ体育館の半面で体操教室を開催していた先生がお亡くなりになりました。

突然の訃報に驚きと寂しさでいっぱいです。ご冥福をお祈り申し上げます。合掌。