この世に存在する人間すべて個性的です。

癖も持ち味も言動もその人なりの個性であり、長所も短所も一緒に兼ね備えています。

最近多く耳にする発達障害・ADHDなどの特徴を持った子供たちと接する機会があります。

医学的に言えば障害の枠に入るのでしょうが、一緒に過ごす時間はとても楽しいものです。

レッスン中に突然全く違う方向に行き、好きなことをする。クラブではその行動を「出張に行く」と呼んでいます。

今必要のないお話をしてくることもあります。聞いてほしい欲求が先に立ちます。

しかし普通の大人でも今!聞いてほしいイライラ話やちょっと得意げに話をしたくなる事もあります。

一方で好きな種目への集中力、極める事への努力は素晴らしいものです。

今、子供と呼ばれる世代が生きていく上で、どんな糧が必要で、どんな対応力が必要で、何を身に付けていけばいいのか、

勉強だけ分かり得ない人とのかかわり、思考、感情のコントロール、行動の大切さをスポーツを通じて伝え、

生まれもった個性を大切にしながら、私たち大人が提供出来る幅を広げて行きたいと思います。